『もっと簡単に、ずーっとキレイ!ラクして続く、家事テク』の所感を語ります。
本書に出合うまで、家事に対するイメージは、「めんどくさい」、「たいへん」、「手間」といったマイナスイメージしかありませんでした。
生活した結果の後始末、それが家事と考えていました。
- 服を着る⇒洗濯
- 食事する⇒片付け
- 住む⇒掃除
こんなことは「誰かがやってくれればいいのに」と思っていました。
しかし、本書を読み、内容を実践しているうちに、家事に対する考え方が変わっていきました。
家事は生活した結果の後始末ではなく、家庭に幸せを呼び込んでくれるものと考えるようになりました。
今なら家事は家庭の幸せに欠かせないもの、「喜んで率先してやる」と断言できます。
本書では、家事の大切さを教えてくれるだけではなく、本題のテーマにある通り、家事をラクして続けらるように「モノを減らす」、「道具の使いまわし」、「家事を習慣にする」の重要性を教えてくれました。
普段家事をしない男性こそ、この本で学べることが多いと思います。
では、ポイントをまとめていきます。
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モノを減らす
家事をラクにするには、まずモノを減らすことをすすめています。
モノが多いと、片付けやメンテナンスといった家事が増えます。
家事は大切ですが、あまりに片付けやメンテナンスが多いと疲れるだけです。
どんなに大切に思っていても、疲れてしまうと台無しです。
家事をラクにするため、モノを減らすことはとても大切です。
また、モノを減らす作業は「モノと向き合えるよい機会」と思います。
家事がラクになるだけでなく、自分の考えが整理されるので、私は定期的にモノを減らす作業しています。
道具を使いまわす
洗剤や掃除道具は、キッチン用、バス用またはトイレ用といったように、専用品がとても多いです。
専用品は使いやすいですが、こだわり過ぎるとモノが増えてしまいます。
掃除をしたいのに、掃除道具の片付けやメンテナンスに追われてしまうと本末転倒と思います。
そういったところで、道具は○○専用より、使いまわしすることがすすめられています。
また、汚れに合わせた使いまわしやすいシンプルな洗剤を紹介してくれていました。
- クエン酸:水アカ
- 重曹:軽い油汚れ、焦げ落とし
- セスキ炭酸ソーダ:油汚れ
- アルコール:除菌
- 酸素系漂白剤:カビ
我が家でも、基本的な掃除はこの5つを使いまわししています。
汚れに合わせた洗剤で、きれいに汚れを落とせたときは、掃除の専門家になったような気持ちになり、「とても気分がいい」です。
家事を習慣にする
習慣にする。
言葉では簡単ですが、なかなか難しいことです。
著者の牛尾 理恵さんの掃除ルーティンを紹介していましたが、とても丁寧に掃除をされており、私にはなかなかハードルが高いと感じました。
といいながらも、本書で「小さな場所から少しづつ片付ける」と書かれています。
これは、「小さなことから少しづつ習慣にする」と捉えることもできます。
私は本書で紹介されていた、「コンロは使ったら掃除する」から実践をはじめました。
簡単な内容ですが、最初はとても億劫でした。
しかし、1週間もするとコンロを掃除しないと、すっきりしないようになりました。
そして、少しづつ家事の範囲を広げ、休日は「料理をする」、「掃除機をかける」、「トイレ掃除をする」ことが習慣になってきました。
昔の自分から考えると、とてもすごい進歩と感じています。
家事を習慣にすることの大切さを実感しています。
最後に
家事をする男性は年々増えているといいますが、「やらされ感情」でやっている人はとても多いと思います。
少なくとも私の周りはそういった方が多いです。
昔の私も似たようなもので、「誰かがやってくれくれればいいのに」と考えていました。
今、改めて思います。
あの頃の私は「誰かって誰なのか」を考えていなかったのではないかと。
誰しも家庭の幸せを願っています。
本書は教えてくれました。
家事を「喜んで率先してする」ことで家庭に幸せを呼び込んでくれると。
以上、「もっと簡単に、ずーっとキレイ!ラクして続く、家事テク」の所感でした。
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