2019年12月末で13年間勤めていた会社を退職しました。
退職した大きな理由は、昔からの夢であった喫茶店を開業するためです。
退職を考えたときに一番悩んだのは、退職を伝えて退職するまでの流れがどうなるかでした。
同じような悩みを抱えている方は多いと思います。
本記事では私が退職したときの経験談と、退職経験を踏まえた心構えを紹介いたします。
退職を考えている方の参考になれば幸いです。
退職までの流れ
私が退職を切り出したタイミングは、パートナー会社に休職派遣(いわゆる出向)の最中でした。
そのため退職を所属元(派遣元)とパートナー会社(派遣先)の両方に伝える必要がありました。
退職を伝えた順番
先にパートナー会社の上司に退職意思を伝えました。
直接話しができる環境なのに、所属元の会社から退職の話が降りてくるのはいい顔をしないと感じたからです。
パートナー会社の上司に承諾(所属元の判断に任せる旨)を得られたのち、所属元の上司へ退職の意思を伝えました。
退職までにどれくらいの期間がかかったのか
退職の意思を上司に伝えても、すぐに退職の手続きに入ってもらえませんでした。
8月に退職の意思を伝え、退職の手続きをしてもらえたのは11月。約3か月かかりました。
休職派遣中であったのも、時間がかかったひとつの要因ではありますが、そうでなくても時間がかかることは間違いありません。
手続き自体は何枚か書類を書いただけで、あっという間に終わりました。
退職を伝えてからの日々
業務は淡々とこなし、同僚に感づかれないように引き継ぎ資料などを整理していました。
12月に入るまで、退職を公に伝えることが許されなかったです。
同僚から来年度の話をするときが、一番つらかったです。
退職が承認されるまでの話し合い
なかなか退職の承認をもらえず、少なくとも10回以上は話し合いの場が設けられました。10回を超えたあたりから、カウントする気がなくなりました。
退職を伝えればすんなりと辞めることができるわけではないことを、身に染みて実感しました。
そして話し合いでは、あらゆる角度からいろいろな質問をいただきました。
以下に列挙しておきますので、上司からの想定質問にご活用ください。
- なぜ辞めるのか
- 会社に不満があるのか
- 辞めたあとの後釜はどうするのか
- なぜ12月で辞めるのか
- 辞める理由が弱い
- 土日だけでやればいいのでは
- 資金はあるのか
- 自営業は休日に休めないがそれでいいのか
退職するときの心構え
退職を通して3つの「ない」が重要であると感じました。
- ブレない
- 折れない
- 相談しない
ブレない
一番大切なことです。
なぜ退職するのか。芯になる理由をブレずに持っておく必要があります。
そのためにはベタですが5W1Hで退職理由を整理しておくことをおすすめします。
私の場合。。。。
When | いつ | :1月から |
Where | どこで | :地元で |
Who | だれが | :自分ひとりで |
What | なにを | :喫茶店を開業 |
Why | なぜ | :昔からの夢を叶えたい |
How | どのように | :地元の市の開業支援を受けて |
折れない
どんなことを言われても折れてはいけません。
管理職まで上り詰める方は、リスクの察知能力に優れています。
こちらがいくら準備していても、想定外のパターンを考えて質問してきます。(おそらく上司はさらに上司へ報告する必要があるので、あらゆる情報を知っておきたいのだと思います。)
激しい質問攻めの中に、甘い言葉を織り交ぜて退職を諦めさせようとします。
折れてしまいそうになりますが、折れたところで良いことはないと思います。
むしろ一度退職を取りやめれば、説得すれば心変わりするやつとレッテルを貼られ、とんでもない部署や場所に転属させられるかも知れません。
何を言われても折れないようにしましょう。
相談しない
どんなに仲の良い先輩や後輩であっても、退職を上司に切り出したあとは、相談しないことです。
残念ながら、不思議と退職の話は噂になってしまいます。
それが上司の耳に入れば…いい顔はしません。退職までの道のりがより険しくなると思います。
また、相談の乗ってくれた人から退職しない方がいいと説得されるかも知れません。
ありがたい話ですが、気持ちを固めて退職を進めている中で上司以外からも引き留められると、正直なところ疲れてしまいます。
相談は退職を上司に伝える前までにして、伝えたあとは相談しないを心掛けてください。
まとめ
私が退職したときの経験談と心構えを紹介しました。
退職にはそれ相応の覚悟と体力、精神力が必要です。
しかし、やりたことがある。。。会社が合っていない。。。人間関係がうまくいかない。。。などのストレスを抱えながら働き続ける方がエネルギーを使います。
長い目で見れば、退職の苦労は一瞬です。
本記事が少どうやって退職したらいいのかわからなくて尻込みしている人の参考になれば幸いです。