記念硬貨は自販機で使えなかったり、レジで確認されたりして使いどころが難しいです。
使いどころに悩みながら、「使わない」ままでした。
そんな中、JR西日本が2019年3月16日(土)から「Aシート」という有料座席の新サービスを開始しました。
普段であれば絶対に「使わない」サービスですが、使いどころの難しい記念硬貨を使えるチャンスと思い、Aシートを利用してきましたので、感想を語ります。
記念硬貨の使いどころに悩まれている方は、「Aシート」をご利用してみてはどうでしょうか。
「使わない」ままの記念硬貨

私が持っていた記念硬貨は、内閣制度百年を記念して昭和60年に発行された500円でした。
10年ほど前に通常の500円と引き換えで、上司と交換して入手しました。(上司は自販機でたばこを買いたかった…)
交換したときは得した気分でしたが、持っていても使いづらく、「使わない」まま10年以上が経過していました。
「使わない」つもりだった、有料座席サービス 新快速「Aシート」
JR西日本が2019年3月16日(土)から、JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線(網干・姫路~野洲間)で有料座席サービス 新快速「Aシート」を開始しました。
有料座席の概要
12両編成の新快速の1両(9号車)に快適性を高めた有料座席を設けます。
・リクライニング機能、テーブルつき座席の設置
・内装の工夫による、落ち着きのある空間の提供
・全席にコンセントを設置(当社在来線普通車初)
・無料Wi-Fiサービスを提供
・荷物スペースを設置
JR西日本 JRおでかけネット 有料座席サービス 新快速「Aシート」より
サービス内容は充実しているのですが、乗車区間にかかわらず一律500円かかります。
網干・姫路~野洲間でも500円、芦屋~三宮の一区間でも500円です。
そうでなくとも混雑する新快速に、一車両を有料座席にしてしまって、「利用者の利便性があがるのか」、「500円を払ってまで利用者がいるのか」と、思っていました。
少なくとも、私は500円を払ってまで「使わない」つもりでした。
「使わないモノ」+「使わないサービス」=「新しい価値・経験」
「使わないモノ」は持っていても意味がないと考えています。
「使わないサービス」は想像するだけで、経験することはありません。
記念硬貨を使わないのであれば、使わないAシートで使うことで、「新しい価値・経験」を見出せると思いAシートを利用してみました。
記念硬貨でAシートを経験

目的の「記念硬貨でAシートを経験は達成」し、Aシートの座り心地も上々でしたが、いろいろと予定通りにいきませんでした…
予定では大阪 20:30発、三ノ宮 20:52着でAシートを利用するつもりが、予想に反して大阪駅の時点で満席でした。
結局、席に座れたのは芦屋からでした…(5分くらいは座れたかな)
しかも、乗務員の方が集金に来てくれず、三ノ宮で降りる直前にお声がけをして、支払いをしました。(どうやらトイレでトラブルがあり、対応していた模様)
あやうく目的を達成できないところか、キセル乗車?をしてしまうところでした。
最後に
記念硬貨の使い道として、Aシートは悪くないかなと思います。(特に長距離であれば)
「使わないモノ」と「使わないサービス」を合わせれば、「新しい価値・経験」を得ることができると実感しました。
以上、記念硬貨とAシートでした。
あとがき
座席に座れば有料ですが、車両に乗車するのは無料です。
車内は、他の車両と比べて空いているので、立ちっぱなしでも快適でした。
近距離であれば、座らずに立ちっぱなしで利用するのもありかと思います。



